胃がんの初期症状チェック|気になるサインを見逃さないために

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胃がんの初期症状チェック|気になるサインを見逃さないために

「最近、胃の調子が悪い」「食欲が落ちてきた」「胃もたれが続く」など、胃がんの初期症状ではないかと気になっている方もいるかと思います。

胃がんは日本人に多いがんの1つですが、早期の段階では自覚症状がほとんどないことも少なくありません。 一方で、進行すると胃痛や食欲不振、体重減少、黒い便などの症状が現れる場合があります。

ただし、これらの症状は胃炎や胃潰瘍など、胃がん以外の病気でもみられるため、症状だけで胃がんかどうかを判断することはできません。

この記事では、胃がんでみられることがある初期症状をチェックリスト形式で整理し、症状の特徴や検査方法、胃がんリスクを知る方法について分かりやすく解説します。

※この記事のチェックリストは自己診断を目的としたものではありません。 胃の不調を整理するための参考情報としてご活用ください。

胃がんは初期症状が出ないことも多い

胃がんについて最初に知っておきたいのは、「初期症状があれば必ず気づける」とは限らないことです。

胃がんは胃の粘膜から発生することが多く、早期の段階では粘膜内にとどまっているため、自覚症状がほとんど現れない場合があります。実際に、早期胃がんは健康診断や内視鏡検査で偶然見つかるケースも少なくありません。

そのため、「症状がない=胃がんではない」と考えることも適切ではありません。

胃がんの初期症状チェック|見逃しやすい7つのサイン

胃がんでみられることがある代表的な症状は次の7つです。

チェック項目特徴
□ 胃痛・みぞおちの痛み胃の不快感や痛み
□ 胃もたれ・消化不良食後に重苦しさを感じる
□ 食欲不振食べる量が減る
□ 吐き気・嘔吐胃の不調とともに現れる場合がある
□ 黒い便(タール便)消化管出血でみられることがある
□ 体重減少食欲低下や進行に伴って起こる場合がある
□ 貧血・疲れやすさ慢性的な出血で起こることがある

これらは胃がんでみられることがありますが、胃炎や胃潰瘍、機能性ディスペプシアなど別の疾病でも起こる症状で、「3つ当てはまれば胃がん」といったような判断はできません。

サイン1.胃痛・みぞおちの痛み

胃がんでは、みぞおち周辺の痛みや違和感が現れることがあります。

ただし、早期胃がんでは痛みがないことも多く、痛みがある場合でも胃炎や胃潰瘍などとの区別は症状だけではできません。

「胃がチクチク痛む」「鈍い痛みが続く」といった症状だけで胃がんを判断することはできません。

サイン2.胃もたれ・消化不良が続く

食後の胃もたれや消化不良も、胃がんでみられることがある症状です。

例えば、

  • 少し食べただけで満腹になる
  • 食後に胃が重く感じる
  • 消化に時間がかかるように感じる

といった変化があります。

一方で、機能性ディスペプシアや胃炎でも同じような症状が現れるため、胃もたれだけで胃がんを疑うことはできません。

サイン3.食欲が低下している

食欲不振は、胃がんが進行した際に比較的みられやすい症状の1つです。

以前より食事量が減ったり、「食べたい」という気持ちが湧かなくなったりすることがあります。

ただし、ストレスや疲労、胃腸炎などでも食欲低下は起こるため、食欲だけで原因を判断することはできません。

サイン4.吐き気・嘔吐がある

胃がんでは、胃の通り道が狭くなったり、胃の働きが低下したりすることで吐き気や嘔吐が現れる場合があります。

ただし、吐き気は胃腸炎や食あたりなどでも非常に多くみられる症状です。

一時的な吐き気だけで胃がんを疑う必要はありません。

サイン5.黒い便(タール便)が出る

胃がんでは、胃からの出血によって便が黒くなることがあります。

これは「タール便」と呼ばれ、血液が胃酸によって黒く変化した状態です。

ただし、鉄剤の服用や一部の食品でも便が黒っぽくなることがあります。

黒い便が続く場合は、消化管出血の原因を調べるために内視鏡検査が行われることがあります。

サイン6.体重が減ってきた

胃がんが進行すると、食欲低下や栄養状態の変化によって体重が減少する場合があります。

例えば、

  • ダイエットをしていないのに痩せた
  • 食事量が大きく変わっていないのに体重が減る

といった変化です。

ただし、体重減少は甲状腺疾患や糖尿病など、さまざまな原因で起こります。

(内部リンク:疲れやすい・体重減少が続く場合にがんを疑う目安とは)

サイン7.貧血や疲れやすさが続く

胃がんでは、少量の出血が長期間続くことで鉄欠乏性貧血になる場合があります。

その結果、

  • 疲れやすい
  • 動悸がする
  • めまいがする

などの症状につながることがあります。

貧血にもさまざまな原因があるため、貧血だけで胃がんを判断することはできません。

胃がんと胃炎・胃潰瘍の違いは?

症状だけでは区別できないことが多いため、代表的な違いを整理すると次のようになります。

症状胃がん胃炎・胃潰瘍
胃痛○○
胃もたれ○○
食欲不振○○
黒い便○(出血時)○(潰瘍でも起こる)
体重減少○△

症状だけでは判断できず、内視鏡検査などによる確認が重要になります。

胃がんになりやすい人の特徴

胃がんの発症には、さまざまな要因が関係しています。

代表的なリスク要因には次のようなものがあります。

  • ピロリ菌感染
  • 喫煙
  • 塩分の多い食生活
  • 家族歴
  • 加齢

特に、日本ではピロリ菌感染が胃がんとの関連が強い要因として知られています。

(内部リンク:がんになりやすい人とは?リスクを高める特徴と予防・検査について解説)

胃がんは健康診断で見つかる?

胃がんは、健康診断や人間ドックで見つかる場合があります。

主な検査は次の2つです。

検査特徴
胃内視鏡検査胃の粘膜を直接観察する
胃X線検査(バリウム)胃の形や異常を確認する

早期胃がんでは症状がないことも多いため、内視鏡検査で偶然発見されるケースもあります。

腫瘍マーカーだけで胃がんは分かる?

胃がんではCEAやCA19-9などの腫瘍マーカーが測定される場合があります。

ただし、腫瘍マーカーだけで胃がんの有無を確定することはできません。

正常でも胃がんが存在する場合があり、反対に胃がん以外でも数値が高くなることがあります。

(内部リンク:腫瘍マーカーとは?検査を受けるべき人の条件まとめ)

よくある質問

胃がんの初期症状は何ですか?

胃がんは早期には症状がないことも多く、胃痛や胃もたれ、食欲低下などが現れる場合があります。

ただし、これらは胃炎などでもみられるため、症状だけで判断することはできません。

胃もたれだけでも胃がんの可能性はありますか?

胃もたれは胃がんでみられることがありますが、胃炎や機能性ディスペプシアなどの方が一般的です。

胃もたれだけで胃がんと考えることはできません。

胃がんの初期は痛みがありますか?

初期胃がんでは痛みがないことも多くあります。

痛みがある場合でも、早期とは限りません。

黒い便は胃がんのサインですか?

黒い便は胃からの出血でみられることがあります。

ただし、胃潰瘍などでも起こるため、胃がんに特有の症状ではありません。

胃がんは何歳から増えますか?

胃がんは加齢とともに増える傾向があります。

年齢だけで発症するかどうかは判断できません。

健康診断で胃がんは見つかりますか?

胃内視鏡検査や胃X線検査で見つかる場合があります。

早期胃がんは症状がないまま発見されるケースもあります。

血液検査だけで胃がんは分かりますか?

血液検査だけで胃がんを確定することはできません。

必要に応じて内視鏡検査などが行われます。

ピロリ菌がいると必ず胃がんになりますか?

必ずなるわけではありません。

ピロリ菌は胃がんのリスク要因の1つですが、感染者全員が胃がんになるわけではありません。

胃がんは遺伝しますか?

家族歴はリスク要因の1つですが、胃がんの多くは遺伝だけで起こるものではありません。

bluedropで胃がんは調べられますか?

いいえ。bluedropは胃がんを判定対象とする検査ではありません。

膵臓がん・肺がん・大腸がんなど7種類のがんに関連するリスクを判定するがんリスク検査キットです。

まとめ

胃がんは、早期には症状がほとんどないことも多いという特徴があります。

胃痛や胃もたれ、食欲低下、黒い便、体重減少などがみられる場合もありますが、これらは胃炎や胃潰瘍などでも起こるため、症状だけで胃がんを判断することはできません。

また、早期胃がんは健康診断や内視鏡検査で偶然見つかるケースもあります。

胃がんを調べる方法には、胃内視鏡検査や胃X線検査などがあり、必要に応じて病理検査によって診断します。

一方、bluedropは尿中エクソソーム内のマイクロRNAを活用し、膵臓がん・肺がん・大腸がんなど7種類のがんに関連するリスクを判定するがんリスク検査キットです。

がんを診断する検査ではないため、「胃がんを調べる検査」と「複数のがんリスクを知る検査」の違いを理解して活用することが大切です。

この記事の監修者

戸田 匡一

戸田 匡一

Blue Industries株式会社 COO / 株式会社ジーンクエスト 取締役

6年制薬学部卒業後、武田薬品工業株式会社で約10年間、がん治療薬などの医薬品事業に従事。その後、治療から予防・検査へ領域を広げ、外資系ヘルスケア企業の日本法人COOとして国内予防事業を、国内医療機器メーカーの執行役員として検査機器事業を立ち上げる。

現在はBlue Industries株式会社COOとして事業・技術両部門を管掌し、がんリスク検査の社会実装を推進している。

予防・検査・治療で培った経験を生かし、専門情報を生活者が正しく理解し、行動につなげられるよう、記事の執筆・監修を行っている。

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