がんになりやすい人とは?リスクを高める特徴と予防・検査について解説

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がんになりやすい人とは?リスクを高める特徴と予防・検査について解説

「どんな人ががんになりやすい?」「家族にがんになった人がいると、自分もがんになりやすい?」と気になる方もいるかと思います。

がんは、特定の特徴を持つ人だけが発症する病気ではありません。

一般的に、喫煙、飲酒、食生活、運動不足、体格、感染などの環境・生活習慣に関わる要因と、加齢や遺伝的要因などが複合的に影響して発症すると考えられています。

そのため、「これをしているから必ずがんになる」「健康的な生活をしていれば絶対にがんにならない」と考えることはできません。

一方で、科学的な研究から、がんになるリスクとの関連が明らかになっている要因もあります。

自分で変えられる生活習慣上のリスクを知って対策するとともに、年齢や家族歴など自分では変えられない要因についても知っておくことが、がんについて考える第一歩です。

この記事では、がんになりやすい人にみられるリスク要因から、生活習慣との関係、遺伝・家族歴、予防のためにできること、がんを調べる検査まで分かりやすく解説します。

がんになりやすい人にはどんな特徴がある?

がんの発症には、1つではなく複数の要因が関係しています。

国立がん研究センターでは、がんの発生に関わる要因として、喫煙、飲酒、食生活、運動不足、太りすぎ・痩せすぎ、感染などを挙げています。また、遺伝的要因や加齢なども発症に関係します。

大きく分けると、次の2種類があります。

分類主な要因
自分で変えられる要因喫煙、飲酒、食生活、運動習慣、体格など
自分では変えにくい要因年齢、遺伝的要因、家族歴など

さらに、ウイルスや細菌などの感染が発症に関係するがんもあります。

ただし、リスク要因を持っている人が必ずがんになるわけではありません。

反対に、分かっているリスク要因がほとんどない人でもがんになる可能性はあります。

年齢が高くなるほどがんのリスクは高くなる

がんのリスクを考えるうえで大きな要因となるのが加齢です。

私たちの体では、日々細胞分裂が繰り返されています。

その過程でDNAに変化が生じることがあり、長い年月の中でさまざまな遺伝子変化が蓄積すると、正常な細胞ががん細胞へ変化することがあります。

年齢を重ねるほどこうした変化が蓄積する機会が増えるため、多くのがんでは年齢とともに罹患率が高くなります。

ただし、すべてのがんが高齢者だけに発生するわけではありません。

乳がん、子宮頸がん、精巣がんなど、比較的若い年代でもみられるがんがあります。

喫煙習慣がある人

がん予防を考えるうえで、特に重要なリスク要因の1つが喫煙です。

たばこの煙には、多くの発がん性物質が含まれています。

喫煙との関連が知られているがんには、

・肺がん
・口腔がん
・咽頭がん
・喉頭がん
・食道がん
・胃がん
・膵臓がん
・肝臓がん
・膀胱がん

などがあります。

「たばこ=肺がん」というイメージが強いかもしれませんが、影響するのは肺だけではありません。

たばこの煙に含まれる物質は肺から血液中に入り、全身に運ばれるため、複数の臓器のがんと関連しています。

また、自分自身が喫煙していなくても、他人のたばこの煙を吸い込む「受動喫煙」も肺がんなどのリスク要因になります。

お酒を多く飲む人

飲酒も、複数のがんとの関連が確認されている要因です。

特に、

・口腔がん
・咽頭がん
・喉頭がん
・食道がん
・肝臓がん
・大腸がん
・乳がん

などとの関連が知られています。

アルコールは体内で分解される過程で、アセトアルデヒドという物質になります。

アセトアルデヒドには発がん性があり、飲酒によるがんリスクに関係すると考えられています。

また、飲酒と喫煙が重なることで、一部のがんではリスクがさらに高まることがあります。

お酒に強いか弱いかには個人差がありますが、「お酒に強ければ、たくさん飲んでもがんリスクは上がらない」という意味ではありません。

食生活が偏っている人

毎日の食生活も、がんリスクと関連する要因の1つです。

ただし、「この食品を食べるとがんになる」「この食品を食べればがんを防げる」という単純な関係ではありません。

がん予防では、特定の食品だけに注目するより、食生活全体のバランスを考えることがポイントです。

国立がん研究センターでは、科学的根拠に基づく日本人のためのがん予防法として、食生活について「偏らずバランスよくとる」ことを推奨しています。

特に、

・塩分の多い食品をとりすぎない
・野菜や果物が不足しないようにする
・熱すぎる飲食物を避ける

などが挙げられています。

塩分の多い食生活は胃がんのリスク、熱い飲食物は食道がんのリスクとの関連が知られています。

運動不足の人

身体活動量も、がんリスクと関係しています。

日常的に体を動かしている人では、特定のがんになるリスクが低くなることが研究から示されています。

「運動」と聞くと、ランニングやスポーツなどを想像するかもしれません。

しかし、身体活動には、

・歩く
・階段を使う
・家事をする
・仕事で体を動かす

といった日常生活での活動も含まれます。

運動する時間を確保するだけではなく、日常生活の中で座っている時間を減らし、体を動かす機会を増やすことも考えてみましょう。

太りすぎ・痩せすぎの人

体格もがんリスクとの関連が知られています。

肥満は、

・大腸がん
・閉経後乳がん
・子宮体がん

など、複数のがんのリスクと関連します。

一方、日本人では極端な痩せもがんによる死亡リスクと関連することが報告されています。

そのため、がん予防という観点では「できるだけ痩せればよい」というわけではありません。

適正な体重を維持することが基本となります。

感染が原因となるがんもある

がんというと生活習慣に注目されがちですが、ウイルスや細菌への感染が大きく関係するがんもあります。

代表的なものには次のようなものがあります。

感染関連する主ながん
ヘリコバクター・ピロリ菌胃がん
B型・C型肝炎ウイルス肝がん
ヒトパピローマウイルス(HPV)子宮頸がんなど
EBウイルス一部の悪性リンパ腫・上咽頭がんなど
HTLV-1成人T細胞白血病・リンパ腫

感染したからといって、必ずがんになるわけではありません。

例えば、ピロリ菌に感染している人すべてが胃がんになるわけではなく、HPV感染の多くは自然に排除されます。

一方で、感染の予防や適切な治療によって、一部のがんのリスクを下げられることがあります。

家族にがんの人が多いと、自分もがんになりやすい?

家族にがんになった人がいるからといって、自分も必ずがんになるわけではありません。

がんの多くは、環境的要因、加齢、遺伝的要因などが複合的に関係して発症します。

一方、一部には、生まれつき持っている特定の遺伝子の変化によって、特定のがんを発症しやすくなる「遺伝性腫瘍」があります。

国立がん研究センターでは、遺伝性腫瘍にみられる特徴として、

・若い年齢でがんを発症している
・同じ人に異なる臓器のがんが発生している
・同じ臓器に何度もがんが発生している
・家系内で同じ種類のがんになった人が多い

などを挙げています。

遺伝が関係する代表的ながん

遺伝性腫瘍として知られているものには、次のようなものがあります。

遺伝性乳がん卵巣がん(HBOC)

BRCA1、BRCA2などの遺伝子の病的な変化が関係する遺伝性腫瘍です。

乳がんや卵巣がんのほか、前立腺がんや膵臓がんなどのリスクとも関連します。

リンチ症候群

DNAの修復に関係する遺伝子の病的な変化によって、大腸がんや子宮体がんなどを発症するリスクが高くなる遺伝性疾患です。

家族性大腸腺腫症(FAP)

APC遺伝子の病的な変化が原因となり、大腸に多数の腺腫ができる遺伝性疾患です。

ただし、「親が大腸がんだったからリンチ症候群」といったように、家族歴だけで遺伝性腫瘍かどうかを判断することはできません。

ストレスが多い人はがんになりやすい?

「ストレスが多いとがんになる」と聞いたことがある方もいるでしょう。

しかし、ストレスだけをがんの直接的な原因として単純に結びつけることはできません。

ストレスが続くことで、

・喫煙量が増える
・飲酒量が増える
・食生活が乱れる
・身体活動量が減る
・睡眠習慣が乱れる

など、ほかの生活習慣に影響する可能性はあります。

そのため、ストレスそのものを「がんになる原因」と断定するのではなく、生活習慣全体との関係で考える必要があります。

睡眠不足だとがんになりやすい?

睡眠とがんとの関連についても研究されていますが、「○時間未満の睡眠ならがんになる」といった明確な基準があるわけではありません。

睡眠不足によって生活リズムが乱れたり、身体活動や食生活などに影響したりすることも考えられます。

十分な睡眠は健康を維持するうえで大切ですが、睡眠時間だけでがんリスクを判断することはできません。

がんになりやすい性格はある?

「真面目な人はがんになりやすい」「我慢する性格はがんになりやすい」といった話を聞くことがあります。

しかし、特定の性格だからがんになりやすいと判断できる科学的根拠は確立していません。

性格とがんを直接結びつけるのではなく、

・喫煙
・飲酒
・食生活
・身体活動
・体格
・感染

など、科学的根拠が蓄積されているリスク要因を知ることのほうが大切です。

がんのリスクを下げるためにできること

がんを完全に防ぐ方法はありません。

しかし、科学的な研究から、生活習慣を改善することでがんになるリスクを下げられる可能性があることが分かっています。

国立がん研究センターでは、日本人のためのがん予防法として、

「禁煙する」「節酒する」「食生活を見直す」「身体を動かす」「適正体重を維持する」

という5つの健康習慣を紹介しています。

さらに、感染への対策も重要です。

1.たばこを吸わない

たばこを吸っている場合は禁煙を考えます。

また、受動喫煙をできるだけ避けることも大切です。

2.飲酒量を抑える

飲酒する場合は、飲む量をできるだけ少なくすることががんリスクの低下につながります。

「休肝日を作れば大量に飲んでも問題ない」というわけではなく、飲酒量そのものを意識することがポイントです。

3.食生活のバランスを整える

特定の「がん予防食品」に頼るのではなく、

・塩分を控える
・野菜や果物を適度にとる
・極端に熱いものを避ける
・偏りの少ない食生活を意識する

といった日々の積み重ねが基本です。

4.日常的に体を動かす

運動だけでなく、通勤、買い物、家事などを含めて日常的に体を動かすことを意識しましょう。

5.適正体重を維持する

太りすぎ・痩せすぎのどちらにも注意し、自分に合った適正な体重を維持することがポイントです。

6.感染を予防・管理する

HPVワクチンや肝炎ウイルスへの対策など、感染に関連するがんについては、感染予防や治療ががん予防につながる場合があります。

5つの健康習慣でがんリスクはどのくらい変わる?

国立がん研究センターでは、日本人を対象とした複数の研究結果をもとに、5つの健康習慣とがんリスクの関係を示しています。

禁煙、節酒、食生活、身体活動、適正体重という5つの習慣のうち、実践する項目が多い人ほど、がんになるリスクが低くなる傾向が確認されています。

ただし、これは「5つ全部実践すれば、がんにならない」という意味ではありません。

がんには加齢や遺伝的要因など、自分では変えることができない要素も関係しています。

できることを少しずつ増やしていくという考え方が現実的です。

サプリメントを飲めばがんを予防できる?

がん予防を目的として、特定のサプリメントを大量に摂取することは推奨できません。

ビタミンや抗酸化物質などについても、サプリメントとして大量に摂取すればがんを防げるとは限らず、種類や条件によっては健康への悪影響が生じる可能性もあります。

栄養素は、基本的にバランスのよい食事から摂取することを考えましょう。

がんのリスクを調べる方法には何がある?

がんについて調べる方法は1種類ではありません。

目的によって利用される検査が異なります。

画像検査

X線、CT、MRI、マンモグラフィ、超音波などを利用して、体内の状態を画像として確認します。

内視鏡検査

胃や大腸などの内部をカメラで観察します。

必要に応じて組織を採取し、病理検査を行うこともあります。

細胞診

採取した細胞を調べ、異常な細胞がないか確認する方法です。

子宮頸がん検診などで利用されています。

便潜血検査

便に含まれる微量な血液を調べる検査です。

大腸がん検診で使用されています。

腫瘍マーカー検査

血液などに含まれる特定の物質を測定します。

主にがんの診断補助、治療効果の判定、経過観察などに使用されます。

腫瘍マーカーだけで、がんの有無を確定することはできません。

(内部リンク:腫瘍マーカーとは?検査を受けるべき人の条件まとめ)

がんリスク検査キット

血液、尿、唾液などを利用し、がんに関連するリスクを調べる検査もあります。

検査によって、

・使用する検体
・解析する物質
・対象となるがん
・判定方法

などが異なります。

「がんリスクを調べる検査」と「がんを確定診断するための検査」は目的が異なるため、結果が意味する範囲を理解することが大切です。

国が推奨する主ながん検診

日本では、科学的根拠に基づいて死亡率減少効果が認められた検査について、国ががん検診として推奨しています。

主な検査は次の通りです。

がん主な検査
胃がん胃部X線検査・胃内視鏡検査
大腸がん便潜血検査
肺がん胸部X線検査など
乳がんマンモグラフィ
子宮頸がん細胞診、対象条件を満たす場合はHPV検査単独法

例えば、肺がん検診については男女とも40歳以上を対象に1年に1回の検診が定められています。

検査方法や対象年齢、実施間隔はがん種によって異なるため、それぞれの検診内容を確認することがポイントです。

がんのリスクが気になるときに知っておきたい「bluedrop」

bluedropは、Blue Industries株式会社が提供する、尿中エクソソーム内のマイクロRNAを活用したがんリスク判定キットです。

自宅で尿を採取して返送することで、7種類のがんに関連するリスクを判定します。

※男性5種、女性6種と性差がございます。

対象となるがんは7種類

bluedropでは、次の7種類のがんに関連するリスクを判定します。

・膵臓がん
・肝臓がん
・肺がん
・子宮がん
・大腸がん
・乳がん
・前立腺がん

※子宮がんには、子宮頸がんと子宮体がんが含まれます。

bluedropはがんを診断する検査ではない

bluedropは、がんに関連するリスクを判定する検査です。

高リスクと判定されても、がんがあると確定したわけではありません。低リスクと判定されても、がんがないことを保証するものではありません。

また、医療機関で行われる画像検査や内視鏡検査、病理検査、自治体などのがん検診の代わりになるものではありません。公式情報でも「リスク指標」を提供するものであり、がん確定診断を目的としたものではないと説明されています。

検査結果は、自身の健康状態を見直したり、医療機関への相談を検討したりするための参考情報として活用してください。

bluedropの検査の流れ

bluedropの検査は、次のような流れで行います。

1.検査キットを受け取る
2.説明書に従って自宅で尿を採取する
3.採取した検体を指定された方法で返送する
4.スマートフォンなどから検査結果を確認する

実際の採尿方法や返送方法は、検査キットに同封された説明書に従ってください。

bluedropの検査工程

bluedropでは、尿中の細胞外小胞(エクソソーム)に含まれるマイクロRNAを利用してリスクを判定します。

1.検体の状態を確認する

尿の量、保存状態、ラベルなどを確認し、検査に使用できる状態かをチェックします。

2.マイクロRNAを抽出する

尿の中からエクソソームを取り出し、その内部に含まれるマイクロRNAを抽出します。

3.マイクロRNAの品質を確認する

抽出したマイクロRNAの量や状態を確認し、解析できる品質かをチェックします。

4.ライブラリーを調製する

マイクロRNAは、そのままでは解析機器で読み取ることができません。

そのため、ライブラリー調製と呼ばれる工程で、解析できる形に加工します。

5.次世代シーケンサーで解析する

次世代シーケンサー(NGS)を使用し、マイクロRNAの配列を読み取ります。

得られたデータを、あらかじめ特定されているマイクロRNAのリストと照合し、それぞれのマイクロRNAがどの程度存在するかを集計します。

6.研究データと照合してリスクを判定する

得られたデータを、これまでに蓄積された研究データと照合します。

提出された尿サンプルが「健康な人の特徴」と「がん患者の特徴」のどちらに近いかを統計的に分析し、その類似度をがんのリスク値として算出します。

検査結果はスマートフォンで確認できる

bluedropでは、検査結果をスマートフォンから確認できます。

検体の状態や配送状況などによって結果確認までの期間が異なる可能性があるため、最新の案内や検査キットの説明書を確認してください。

(内部リンク:マイクロRNA検査とは?仕組みと精度をわかりやすく解説)

(内部リンク:がんリスク検査キットとは?)

よくある質問

がんになりやすい人の一番の特徴は何ですか?

1つの特徴だけで判断することはできません。

がんの発症には、喫煙、飲酒、食生活、身体活動、体格、感染、加齢、遺伝的要因など複数の要因が関係しています。

がんになりやすい性格はありますか?

「真面目な人」「我慢する人」など、特定の性格だからがんになりやすいと判断できる科学的根拠は確立していません。

家族ががんだと自分もがんになりますか?

家族にがんになった人がいても、自分も必ずがんになるわけではありません。

ただし、一部のがんでは遺伝的要因が発症リスクに関係します。

親ががんの場合、遺伝する確率は何%ですか?

一律の数字はありません。

がんの種類、家族歴、原因となる遺伝子などによって異なります。

また、家族内でがんが多いからといって、必ず遺伝性腫瘍とは限りません。

ストレスが多いとがんになりますか?

ストレスだけをがんの直接的な原因として判断することはできません。

一方、ストレスによって喫煙や飲酒、食生活などの生活習慣が変化することは考えられます。

お酒を毎日飲むとがんになりやすいですか?

飲酒は複数のがんのリスクと関連しています。

飲酒量が多いほどリスクが高くなるがんもあるため、飲む場合は量を抑えることがポイントです。

太っているとがんになりやすいですか?

肥満は大腸がん、閉経後乳がん、子宮体がんなど複数のがんと関連しています。

ただし、体重だけでがんリスク全体を判断することはできません。

若くてもがんになりますか?

若い年代でもがんになることはあります。

がんの種類によって発症しやすい年代が異なり、乳がんや子宮頸がんなど比較的若い世代でもみられるがんがあります。

がんを完全に予防する方法はありますか?

がんを100%防ぐ方法はありません。

一方、禁煙、節酒、バランスのよい食生活、身体活動、適正体重の維持などによって、がんになるリスクを下げられる可能性があります。

がん家系かどうかはどう判断しますか?

家族にがん患者がいるという理由だけで「がん家系」と判断することはできません。

遺伝性腫瘍では、若年発症、同じ種類のがんが家系内に多い、1人に複数のがんが発生するなどの特徴がみられることがあります。

(内部リンク:癌家系とは?遺伝するがん・しないがんの違い)

がんリスク検査キットでがんがあるか分かりますか?

がんリスク検査キットは、がんの確定診断を目的とした検査とは異なります。

製品によって仕組みや判定内容が異なるため、何を測定し、結果が何を意味するのか確認することが大切です。

bluedropでがんを診断できますか?

bluedropはがんを確定診断する検査ではありません。

尿中エクソソーム内のマイクロRNAを解析し、7種類のがんに関連するリスクを判定するがんリスク検査キットです。

まとめ

がんになりやすさは、1つの特徴だけで決まるものではありません。

がんの発症には、

・喫煙
・飲酒
・食生活
・身体活動
・体格
・感染
・加齢
・遺伝的要因

など、さまざまな要因が複合的に関係しています。

このうち、年齢や遺伝的な体質を自分で変えることはできません。

一方、喫煙、飲酒、食生活、身体活動、体格など、日々の生活の中で見直せる要因もあります。

国立がん研究センターでは、日本人のためのがん予防法として、禁煙、節酒、食生活、身体活動、適正体重という5つの健康習慣を紹介しています。

また、がんの種類によっては、ピロリ菌、肝炎ウイルス、HPVなどの感染も重要なリスク要因です。

「がんになりやすい人かどうか」を一律に判断するのではなく、自分が持っているリスク要因を知り、変えられるものと変えられないものを分けて考えることがポイントです。

がんについて調べる方法にも、画像検査、内視鏡検査、細胞診、便潜血検査、がんリスク検査キットなどさまざまなものがあります。それぞれ目的や分かることが異なります。

bluedropは、尿中エクソソーム内のマイクロRNAを活用し、7種類のがんに関連するリスクを判定するがんリスク検査キットです。

ただし、がんの確定診断を行う検査ではありません。

生活習慣や家族歴など自分自身のリスク要因を把握するとともに、それぞれの検査で「何が分かるのか」を正しく理解することが、がんについて考えるうえで大切です。

この記事の監修者

戸田 匡一

戸田 匡一

Blue Industries株式会社 COO / 株式会社ジーンクエスト 取締役

6年制薬学部卒業後、武田薬品工業株式会社で約10年間、がん治療薬などの医薬品事業に従事。その後、治療から予防・検査へ領域を広げ、外資系ヘルスケア企業の日本法人COOとして国内予防事業を、国内医療機器メーカーの執行役員として検査機器事業を立ち上げる。

現在はBlue Industries株式会社COOとして事業・技術両部門を管掌し、がんリスク検査の社会実装を推進している。

予防・検査・治療で培った経験を生かし、専門情報を生活者が正しく理解し、行動につなげられるよう、記事の執筆・監修を行っている。

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※「リスク指標」を提供するもので、がん確定診断を目的としたものではありません

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